
こんにちは。庭づくり・外構リフォーム完全ガイド、運営者の「にわ好き」です。外構のブロック塀に関する費用のこと、気になりますよね。特に1mあたりの施工単価や相場がどれくらいなのか、見積もりの内訳はどうなっているのかは、工事を依頼する前に知っておきたいポイントです。古くなった塀の撤去が必要な場合や、目隠しフェンスと組み合わせる場合の価格も変わってきますし、自治体の補助金が使えるかどうかも重要な要素です。この記事では、そんな皆様の疑問を解消できるよう、私の経験をもとに詳しくお話しします。
- 外構ブロック塀の1mあたりの施工単価と見積もりの見方
- 基礎工事やブロックの種類によって変わる費用の違い
- フェンスと組み合わせることでコストを抑える方法
- 古い塀の解体費用や補助金制度の活用について
外構ブロック塀費用の相場と内訳
まずは、皆さんが一番知りたい「結局いくらかかるの?」という部分から見ていきましょう。ブロック塀の工事は、単にブロックを積むだけではなく、地面の下の基礎や鉄筋など、見えない部分にも多くの費用がかかります。ここでは、標準的な相場と、見積書を見る際に注意すべき内訳について解説します。
1mあたりの施工単価と相場

外構工事を検討する際、まず目安となるのが「1mあたり」や「1平方メートル(㎡)あたり」の単価ですよね。市場の調査データや私の経験則から言いますと、標準的なコンクリートブロック塀の新設工事における費用相場は、1㎡あたり約17,000円〜25,000円程度が一般的かなと思います。
これを工事費単体(基礎や掘削を含む)で見ると、1mあたり約7,000円〜15,000円が目安になります。ただし、これはあくまで「標準的な条件」の場合です。土地の形状や、使うブロックのグレードによって金額は大きく変動します。
知っておきたい単位の違い
見積もりには「㎡(平米)」と「m(メートル)」が混在することがあります。「㎡」は壁の面積全体、「m」は壁の長さを指します。どちらの単位で計算されているか確認しましょう。
見積もりの内訳と工事項目
見積書をもらった時、「一式」と書かれていて中身がよくわからない…なんてことはありませんか?実は、ブロック塀の工事にはこれだけの項目が含まれています。
| 工事項目 | 費用目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 掘削工事 | 3,000〜5,000円/㎥ | 基礎を作るために土を掘る作業です。 |
| 基礎工事 | 3,000〜10,000円/m | 塀の高さや強度によって大きく変わります。 |
| ブロック積工 | 7,000〜15,000円/㎡ | 材料費と職人さんの手間賃が含まれます。 |
| 残土処分費 | 3,500〜9,500円/㎥ | 掘った土を処分場へ運ぶ費用です。 |
| 諸経費 | 全体の10〜15% | 現場管理費や通信費などです。 |
見落としがちな「残土処分費」に注意!
基礎を作るために土を掘ると、必ず余分な土(残土)が出ます。これを処分する費用が意外と高くつきます。見積もりに含まれているか必ずチェックしてくださいね。
基礎工事の種類による価格差
ブロック塀の安全性を左右するのが「基礎」です。ここをケチると地震で倒壊するリスクが高まるので、非常に重要です。基礎には主に2種類あり、どちらを採用するかで費用が変わってきます。
一つは「I型基礎(布基礎)」です。これは高さの低い塀(1.2m以下など)に使われることが多く、費用は3,000円〜5,000円/m程度と比較的安価です。
もう一つは「L型基礎・逆T型基礎」です。高さのある塀や、土留めとして使う場合に必須となる強固な基礎です。こちらは掘る量もコンクリートの量も増えるため、費用は5,000円〜10,000円/m以上になる傾向があります。「高い塀を作りたい」という場合は、必然的に基礎のコストも上がることを覚えておいてください。
化粧ブロックの種類とデザイン

ブロックそのものの選び方でも費用は変わります。一般的に使われる灰色のブロックは「普通コンクリートブロック(CB)」と呼ばれ、1個あたりの単価も安く、施工費込みで1㎡あたり10,000円〜15,000円程度で済みます。
一方、表面にデザイン加工がされた「化粧ブロック」を選ぶと、材料費が上がります。施工費込みで1㎡あたり12,000円〜20,000円程度が相場です。ただ、化粧ブロックは塗装などの仕上げが不要なため、トータルで見るとコストパフォーマンスが良い場合もあります。
高さ制限と控え壁のコスト
ここが一番のポイントかもしれません。建築基準法では、ブロック塀の高さについて厳しいルールがあります。特に高さ1.2mを超える場合、「控え壁(ひかえかべ)」の設置が義務付けられています。
控え壁とは、塀が倒れないように支えるための壁で、3.4m以内ごとに設置する必要があります。これが意外と邪魔になったり、施工費が増える原因になったりします。「どうしても高くしたい」という場合以外は、ブロックを5〜6段(約1.2m)に抑えるのが、コスト面でも敷地を広く使う面でも賢い選択かもしれません。
外構ブロック塀費用を抑える対策
ここまで費用の内訳を見てきましたが、正直「もう少し安くならないかな」と思いますよね。ここからは、安全性やデザイン性を保ちつつ、費用を賢く抑えるための具体的なアイデアをご紹介します。
フェンスと組み合わせる価格

すべてをブロック塀で作るのではなく、下の方だけブロックを積み、上部はフェンスにする「ハイブリッド工法」が今の主流です。これ、実はコストダウンに非常に有効なんです。
ブロック塀を高く積もうとすると、先ほどお話しした「控え壁」が必要になったり、基礎を大きくしたりする必要があり、費用が跳ね上がります。しかし、ブロックを2〜3段程度に抑えて上にフェンスを設置すれば、基礎を簡易的なものにでき、控え壁も不要になるケースが多いのです。
ハイブリッド工法のメリット
費用を抑えられるだけでなく、地震時の倒壊リスクも大幅に減らせます。見た目も軽やかになり、圧迫感が減るのでおすすめですよ。
目隠しフェンスの設置相場
プライバシーを守るために「目隠し」は欲しいですよね。ブロック塀の上に設置するフェンスには様々な種類があります。
コストを最優先するなら「スチールメッシュフェンス」ですが、これだと丸見えになってしまいます。目隠し機能を求めるなら「アルミ形材フェンス」が一般的です。費用感としては、中〜高級グレードのもので1mあたり10,000円〜30,000円(施工費別)といったところでしょうか。
完全に視線を遮るタイプや、ルーバー状になっていて風を通すタイプなどがあるので、予算と相談しながら選んでみてください。
既存の塀を解体する撤去費用

リフォームの場合、古いブロック塀の解体・撤去費用も予算に入れておく必要があります。一般的な相場は、1㎡あたり5,000円〜10,000円程度と言われています。
ただし、重機が入れる場所なら安く済みますが、狭くて手作業(手壊し)しかできない場合は、1.5倍〜2倍の費用がかかることもあります。また、解体したコンクリートガラは産業廃棄物として処理する必要があり、2トントラック1台で30,000円〜50,000円程度の処分費がかかることも頭に入れておきましょう。
自治体の補助金制度の活用

これは絶対に確認してほしいポイントです!多くの自治体では、地震時の倒壊事故を防ぐため、危険なブロック塀の撤去や、フェンスへの改修工事に対して補助金を出しています。
例えば、道路に面している高さ1m以上の塀を撤去する場合、撤去費用の半分や3分の2を補助してくれる制度などがあります。上限は10万円〜20万円程度のところが多いですが、これを使わない手はありません。
注意点:着工前の申請が必須!
ほとんどの制度で、工事契約や着工をする「前」に申請が必要です。工事が終わってからでは貰えないので、必ず役所の建築指導課などで事前に相談してください。
塗装や補修とDIYの注意点
「まだ使えるけど汚れてきた」という場合は、塗装リフォームという手もあります。業者に依頼する場合、高圧洗浄や下地処理を含めて1㎡あたり3,000円〜7,000円程度で綺麗にできます。
また、髪の毛程度の細いひび割れ(ヘアクラック)なら、ホームセンターで売っている補修材を使ってDIYで直すことも可能です。材料費数千円で済みますね。
ただし、幅0.3mm以上の大きなひび割れや、鉄筋が錆びてコンクリートが膨らんでいる場合(爆裂)は危険信号です。これはDIYで表面だけ隠しても内部で腐食が進んでしまうため、プロによる本格的な補修や作り直しが必要です。
安全な外構ブロック塀費用の総括
最後に、外構ブロック塀の費用についてまとめます。安く済ませたい気持ちは私もよく分かりますが、ブロック塀は「安全」に関わる重要な構造物です。
まとめのポイント
- 標準的な新設費用は1㎡あたり約1.7万〜2.5万円が目安。
- 高さ1.2mを超えると基礎や控え壁のコストが跳ね上がる。
- コストと安全性を両立するなら「低層ブロック+フェンス」が最強。
- 自治体の補助金制度は必ず着工前にチェックする。
極端に安い見積もりには、基礎の手抜きや鉄筋不足などのリスクが隠れているかもしれません。適正な費用は「安心への投資」と捉え、信頼できる業者さんと相談しながら、素敵な外構を作ってくださいね。
※この記事で紹介した費用はあくまで一般的な目安です。現場の状況によって異なりますので、正確な情報は専門業者へのお見積もりでご確認ください。