
こんにちは、庭づくり・外構リフォーム完全ガイド運営者の「にわ好き」です。
マイホームの顔とも言える外構づくりにおいて、どこのメーカーの商品を選ぶべきか、頭を悩ませていませんか?
「LIXILのカタログはおしゃれだけど、うちの予算に合うのかな」
「ユニソンの宅配ボックスが気になっているけど、実際の使い勝手はどうなんだろう」
「玄関周りの目隠しルーバーにはどんな種類があって、費用はいくらかかるの?」
こんな風に、たくさんの情報の中で迷子になってしまうのは、決してあなただけではありません。
カタログに載っている素敵な写真を見ていると、どれも良く見えてしまって、なかなか一つに絞りきれないですよね。
でも、安心してください。
数多くの外構プランを見てきた私が、主要メーカーであるLIXILとユニソンの商品の違いや、選び方の本当のコツを分かりやすく解説します。
この記事を読むことで、以下の4つのポイントについて理解を深められます。
- LIXILとユニソンの代表的な商品の特徴と、それぞれの得意分野
- 空間を立体的にデザインする「プラスG」の魅力と、設計時の注意点
- 玄関周りのプライバシーと防犯を守る「ルーバー」の正しい選び方
- カタログ価格には載っていない、見落としがちな基礎工事などのリアルな費用相場
外構商品は、単にデザインだけで選んでしまうと、後から「使い勝手が悪い」「予想以上に施工費が高くついた」と後悔してしまうことも少なくありません。
この記事を最後まで読んでいただければ、あなたのお家のデザインやライフスタイル、そして予算にぴったり合った最適なアイテムを、自信を持って選べるようになりますよ。
それでは、理想のエクステリアを実現するための第一歩を、一緒に踏み出していきましょう。
外構リクシルの特徴と強み
国内の外構・エクステリア業界において、圧倒的なシェアと知名度を誇るのがLIXIL(リクシル)です。
まずは、なぜ多くの住宅でLIXILの製品が採用されているのか、その理由と、同社の看板商品とも言える革新的なシステムについて詳しく見ていきましょう。
これを読めば、あなたの庭づくりにおけるLIXILの立ち位置が明確になるはずです。
外構lixilが選ばれる理由
外構計画を立てる際、プロの業者からも真っ先に提案されることが多いのがLIXILの製品です。
その最大の理由は、どのようなスタイルの住宅にも合わせやすい「中道的」でバランスの取れた製品群にあります。
和風、洋風、シンプルモダン、ナチュラルなど、家屋の外観テイストは千差万別ですよね。
LIXILは、そのどれにも調和するような、洗練されたデザインと豊富なカラーバリエーションをまんべんなく取り揃えています。
例えば、門扉やカーポート、フェンスといった外構の主要アイテムを、すべて同じメーカーの同じカラーで統一(トータルコーディネート)できるのは、商品ラインナップが圧倒的に多いLIXILならではの強みです。
外構の各パーツの色合いが微妙に違っていると、全体を見たときにどうしてもチグハグな印象を与えてしまいますよね。
LIXILなら、クリエモカやチェリーウッドといった人気の木調カラーを、玄関ドアからアプローチのポール、庭の目隠しフェンスまで、一貫して揃えることが可能です。
これにより、敷地全体に統一感と高級感が生まれるのです。
LIXIL製品の主なメリット
・製品のバリエーションが業界トップクラスで、選択肢が豊富。
・住宅のサッシや玄関ドアとカラーを合わせやすく、統一感を出しやすい。
・主力商品の「フェンスAB」などは、価格と機能のバランスが非常に優れている。
また、LIXILの主力商品である「フェンスAB」シリーズは、まさに外構フェンスのスタンダードと言える存在です。
完全な目隠しでありながら風をしっかり通す「ルーバータイプ」から、光を採り入れる「採光パネルタイプ」、風通しを重視した「格子タイプ」まで、敷地の条件に合わせて細かく選ぶことができます。
価格設定も比較的リーズナブルで、工事費込みの相場で見ても、非常にコストパフォーマンスが高いのが特徴です。
フェンスの形状や目隠し性能、素材ごとの違いをさらに詳しく比較したい方は、外構フェンスの種類比較|おしゃれで安いフェンスはどれ?も参考にしてみてください。
このように、「迷ったらLIXILを選んでおけば大きな失敗はない」と言われるほどの汎用性と信頼性の高さが、外構lixilが多くの人に選ばれ続ける最大の理由かなと思います。
ちなみに、外構の基本的な意味や、エクステリアという言葉との違いについて改めて整理しておきたい場合は、外構とエクステリアの違いは?意味と工事範囲をわかりやすく解説の記事も参考にしてみてくださいね。
外構プラスgの圧倒的な設計力
LIXILの製品群の中で、ひときわ異彩を放ち、多くの設計者や施主を魅了してやまないのが「プラスG(Plus G)」というシステムです。
一般的な外構工事が「境界にフェンスを立てる」「地面にコンクリートを打つ」といった平面的な作業になりがちであるのに対し、プラスGは空間を「立体的」にデザインすることができます。
分かりやすく言うと、庭やアプローチといった屋外空間に、柱と梁を使って「間取り」を創り出すようなイメージです。
プラスGは、主に以下の4つのモジュールを組み合わせて構成されます。
| モジュール名 | 役割と特徴 |
|---|---|
| Gフレーム | 空間の骨組みとなる柱や梁。これをベースに立体的なデザインを構築します。 |
| Gスクリーン | フレームと組み合わせて目隠しや間仕切りにするパネルや格子。光と風をコントロールします。 |
| Gルーフ | テラスやアプローチ、駐車スペースの屋根。重厚感のあるカールーフ(カーポート)も構成可能です。 |
| Gウォール | ブロックを積まなくても、柱を立ててボードを貼るだけで完成する乾式工法の壁。工期短縮に貢献します。 |
各パーツの正式な製品仕様や組み合わせについては、(出典:LIXIL「プラスG」公式製品ページ)でも確認できます。
例えば、玄関を出てすぐ道路という敷地でも、Gフレームを頭上に渡し、側面にGスクリーン(木調の縦格子など)を配置するだけで、そこに「前室」のようなプライベート空間が生まれます。
外部からの視線を優しく遮りつつ、光と風はしっかりと採り入れることができるので、閉塞感を感じさせないのが素晴らしいところです。
◆にわ好きのワンポイントアドバイス
プラスGは本当にカッコよくて、カタログを見ると誰もが「我が家にも取り入れたい!」と思うはずです。ただ、圧倒的な設計の自由度がある分、プランナーのセンスと経験がモロに出る商品でもあります。建物のボリュームとのバランスを間違えると、ただの「ごつい鳥居」みたいになってしまうことも……。導入を検討する際は、プラスGの施工実績が豊富な外構業者を選ぶことが、絶対に外せないポイントですよ。
そして、Gルーフを用いたカールーフ(カーポート)仕様も見逃せません。
通常のカーポートとは一線を画す重厚感があり、基準風速38m/s相当の耐風強度を標準装備しています。
仕様によっては業界最高水準の46m/s相当まで強度を引き上げることができるので、台風が多い地域でも安心です。
また、Gウォールを使えば、面倒なブロック積みやモルタル塗りの工程を省いて、美しい壁面をスピーディーに作り上げることができます。
この壁に宅配ボックスを埋め込んだり、間接照明を仕込んだりすることで、夜にはホテルのエントランスのような上質な雰囲気を演出できるのも、プラスGならではの醍醐味です。
プラスG導入時の注意点
プラスGは部材の一つひとつが高価であり、一般的なフェンスやカーポートを単体で設置するよりも総額が跳ね上がりやすい傾向があります。フレームの長さや追加するオプションによって劇的に費用が変わるため、予算配分には注意が必要です。
機能性と意匠性を極限まで高められるプラスGですが、費用面を含めて総合的に判断することが大切ですね。
プラスGを取り入れた立体的な外構デザインや、門まわり全体のコーディネート例については、ホテルライク外構の作り方|高級感を出す照明・門柱・植栽計画でも紹介しています。
外構ユニソンの魅力と活用法
LIXILが敷地全体をトータルで構成することを得意とするなら、ユニソン(UNISON)はファサード(建物の正面)の「細部」を彩ることで、エクステリア全体の質感をグッと引き上げるスペシャリストです。
ここでは、近年ますます注目を集めているユニソンの代表的な製品と、その活用法、そして知っておくべきメンテナンスの知識について解説します。
宅配ボックスと化粧ブロック
ユニソンを語る上で欠かせないのが、門柱を構成する「化粧ブロック」や「舗装材」、そして何より、現代の生活に必須となった「宅配システム」です。
特に、ユニソンの宅配ポスト「ヴィコDB(Vico DB)」は、多くの建築士や外構プランナーから熱狂的な支持を集めています。
その理由は、圧倒的にシームレスで美しい「ミニマルデザイン」にあります。
一般的な宅配ボックスは、どうしても「箱が置いてある」という後付け感が出やすく、ダイヤル錠や確認窓などのメカニカルな部分が見えてしまうため、せっかくのおしゃれな門柱の雰囲気を損ねてしまうことがあります。
しかし、ヴィコDBはそうした操作機構をすべて外扉の裏側に隠しているため、パッと見はただのスタイリッシュな壁のアクセントにしか見えません。
建築のノイズにならない、この計算し尽くされたデザインこそが、ヴィコDB最大の魅力なのです。
もちろん、機能面も申し分ありません。
100サイズや120サイズといった大型の荷物もしっかり受け取れる大容量を確保しています。
さらに素晴らしいのが、最初の荷物が配達されてボックスがロックされた後でも、上部のフラップから小型の荷物(特定のサイズ以内)であれば追加で複数個受け取れるという画期的な構造です。
ネットショッピングを頻繁に利用する家庭にとっては、この機能は本当に助かりますよね。
ヴィコDBの施工面でのメリット
ヴィコDBは、ボックス本体を壁面やブロックに埋め込んで設置した「後」に、最後の仕上げとして外扉を取り付けることができる「後付け構造」を採用しています。これにより、工事中にモルタルなどで大切な扉を汚してしまうリスクを防ぎ、職人さんも気兼ねなく美しい仕上がりを追求できるのです。
また、ユニソンは「パラレリア」や「レジェズ」といった、天然石の風合いをリアルに再現した意匠性の高い化粧ブロックも得意としています。
これらの上質なブロックで門柱を作り、そこにヴィコDBをスッキリと埋め込むことで、機能性と美しさを兼ね備えた最高のエントランス空間が完成します。
ブロックの白華現象と対策

ユニソンのような美しい化粧ブロックやレンガを使って外構を作る際、どうしても避けて通れない悩ましい問題があります。
それが「白華現象(エフロレッセンス)」です。
あなたも、街を歩いていて、コンクリートのブロック塀やレンガの表面に、白い粉が吹いたような汚れがついているのを見たことがありませんか?
あれは単なる汚れではなく、コンクリート内部の水酸化カルシウムが雨水などの水分とともに表面に染み出し、空気中の二酸化炭素と反応して白い結晶(炭酸カルシウム)になってしまったものなのです。
特に気温が低く、雨の多い冬場などに発生しやすい自然現象であり、完全に防ぐのは非常に困難です。
せっかくこだわって選んだ化粧ブロックが白く汚れてしまうと、本当にガッカリしてしまいますよね。
しかし、ユニソンはただ製品を売るだけでなく、こうした問題に対する具体的なメンテナンスソリューションもしっかりと用意してくれています。
軽度の汚れであれば日常的な水洗いで落とせますが、頑固な白華現象に対しては、専用の白華除去剤「リケミックAC」という強い味方があります。
| 汚れの種類 | 推奨されるユニソンのメンテナンス用品 |
|---|---|
| 日常的な土ぼこり・排気ガス | アルクリーナー(中性洗剤などで優しく洗う) |
| カビやコケなどの著しい汚れ | イシクリーンスーパーSP |
| 頑固な白華現象(白い粉) | リケミックAC(専用の除去剤) |
リケミックACを水で適切に希釈し、白華が発生している部分に塗布します。
数分置いた後に硬いナイロンブラシなどでブラッシングして水で洗い流すことで、化学反応によって白華を効果的に除去することができます。
白華を根本から防ぐには?
白華現象は、とにかく「水分」が引き金になります。そのため、ブロックの天端(一番上の部分)に笠木を乗せて雨水が内部に侵入するのを防いだり、周辺の水はけを良くしたりして、「ブロックに長時間水を留まらせない」環境づくりが一番の予防策になります。
美しい景観を長く保つためには、こうした化学的なメンテナンスの知識を持っておくことが不可欠です。
良いものを長く大切に使うための知恵として、ぜひ覚えておいてくださいね。
玄関の視線を遮る外構ルーバー
家づくりにおいて、間取りと同じくらい重要なのが「外部からの視線」のコントロールです。
特に道路に面した玄関周りや、リビングの掃き出し窓の前などは、通行人の視線が気になってカーテンを開けられない、という悩みを抱える方が後を絶ちません。
そんな時に大活躍するのが、目隠し機能を備えた「外構ルーバー」です。
フェンスだけでなく、植栽や壁などを組み合わせた目隠し方法も知りたい方は、外構目隠しアイデア集|フェンス・植栽・壁の上手な使い分けもあわせてご覧ください。
外構ルーバー玄関の防犯と役割

玄関周りに設置するフェンスやルーバーには、大きく分けて3つの重要な役割があります。
それは「プライバシーの保護(目隠し)」「防犯」「飛び出し事故の防止」です。
リビングでくつろいでいる姿や、玄関ドアを開けたときの家の中の様子を、見ず知らずの人に覗かれるのは誰だって嫌ですよね。
だからといって、視線を完全に遮断するために、背の高いコンクリートブロックの塀で玄関前をガチガチに囲ってしまうのは、実はあまりおすすめできません。
なぜなら、完全に視線を遮る高い壁は、不審者にとっても「一度敷地内に入ってしまえば外から見えない安全地帯」になってしまうからです。
つまり、プライバシーを守るための壁が、皮肉にも「防犯上の大きな死角」を生み出してしまうのです。
さらに、風通しが悪くなることで玄関周りに湿気がたまりやすくなり、カビやコケの原因になるというデメリットもあります。
そこで、これらの問題を一気に解決する最強のアイテムが「ルーバー(羽板)タイプのフェンス」です。
◆にわ好きのワンポイントアドバイス
ルーバー構造の素晴らしいところは、「視線はしっかりカットするのに、風はスッと通してくれる」という点です。羽板が斜めに重なるように配置されているため、正面や斜めからの視線は物理的に通しません。でも、羽と羽の隙間から風は抜けていくんです。これにより、プライバシーを守りながらも風通しの良い、明るく健全な玄関周りを維持できます。また、夜間に室内の明かりがわずかに漏れることで「在宅している」というアピールになり、これが防犯効果をさらに高めてくれますよ。
また、玄関を開けてすぐに道路があるような環境では、小さなお子さんやペットが勢いよく外に飛び出してしまう事故のリスクが常に伴います。
玄関前にスクリーン状のルーバーを一枚立てて動線をクランクさせる(真っ直ぐ進めなくする)だけで、この飛び出し事故のリスクを劇的に下げることができるのです。
縦格子と横格子の機能的違い
いざルーバーフェンスを選ぼうとカタログを開くと、必ず「縦方向(縦格子・たてルーバー)」と「横方向(横格子・横ルーバー)」の2つのデザインがあることに気づくはずです。
これ、実は単なる見た目の好みの問題ではなく、機能面において非常に重要な違いがあるんです。
ここを理解せずに選んでしまうと、後悔の種になりかねないので、しっかりと違いを押さえておきましょう。
1. 防犯性と安全性(足掛かりのリスク)
最も大きな違いはこれです。横格子のフェンスは、水平方向に桟が走っているため、不審者が敷地内に侵入しようとした際に、どうしても「足を掛けるための梯子(はしご)」として悪用されやすいという弱点があります。
一方、縦格子は垂直方向のラインしかないため、足を掛ける場所がなく、物理的によじ登るのが非常に困難です。
防犯性を最優先に考えるのであれば、圧倒的に「縦格子」に軍配が上がります。
2. 視線制御(目隠し効果)の特性
どちらの方向からの視線を遮りたいかによっても、適した格子が変わります。
縦格子は、歩行者や車など「横に移動している対象」からの視線を遮るのに効果的です。また、斜め方向からの視線をカットするのにも向いています。
対して横ルーバーは、正面からの視線を完全にシャットアウトしつつ風を通すという点において、最強の選択肢となります。隣家の窓が正面にある場合などは、横ルーバーが適していることが多いですね。
横格子を設置する場合の絶対ルール
どうしてもデザインの好みで横格子や横ルーバーを採用したい場合は、防犯上のリスクを下げる工夫が必要です。エアコンの室外機や大きなプランター、ゴミ箱など、フェンスを乗り越えるための「踏み台」になり得るものを、フェンスから少なくとも1m以上は離して配置するように徹底してください。
3. 意匠的効果と空間の印象
デザインが与える心理的効果も異なります。
横方向のラインは空間に「広がり」や「安定感」を感じさせるため、敷地を広く見せたい場合や、水平ラインを強調したモダンな住宅にぴったりです。
一方、縦方向のラインは「高さ」を強調し、スタイリッシュで凛とした、少し和モダンな印象を与える効果があります。
限られたスペースである玄関前に設置する場合は、ルーバーフェンスの前にシンボルツリーなどの植栽を配置することで、圧迫感を和らげ、ファサードに奥行き感を演出するのが最近のトレンドですよ。
外構ルーバー費用の相場と注意点
機能もデザインも素晴らしい外構ルーバーですが、いざ見積もりをとってみて、その金額に驚いてしまう方は少なくありません。
ここでは、費用がどのように決まるのか、そのメカニズムと、絶対に知っておくべき注意点について裏側まで踏み込んで解説します。
施工距離によるスケールメリット
外構ルーバーやフェンスの設置費用は、単に「部材の価格×長さ」で決まるわけではありません。
選択する素材(アルミ、人工木、天然木など)によって単価は異なりますが、一般的なアルミ製のルーバーフェンス(目隠しタイプ)を新設する場合、部材代と標準的な施工費を含めた「1mあたりの工事費込み相場」は、おおよそ20,000円〜40,000円が目安となります。
しかし、ここで重要になるのが「スケールメリット(規模の経済)」という考え方です。
外構工事には、必ず「職人さんの人件費(1日いくら)」「資材の運搬費」「現場の準備や片付けの手間」といった初期費用が含まれます。
施工距離が短い場合、この初期費用の割合が大きくなってしまうため、結果的に1mあたりの単価が割高になってしまいます。
| 施工距離 | 工事費込みの総額目安(アルミルーバーの場合) | 単価の傾向 |
|---|---|---|
| 5m | 約15万円〜25万円前後 | 初期費用や端部の部品代がかさみ、割高。 |
| 10m | 約25万円〜40万円前後 | 職人の手配効率が良くなり、標準的な単価に。 |
| 20m | 約50万円〜80万円前後 | まとめ手配の効果が出始め、割安感が強くなる。 |
※上記の数値はあくまで一般的な目安であり、現場の状況や選ぶ製品グレードによって変動します。
だからといって、無理に距離を長くする必要はありません。
大切なのは「適材適所」の予算配分です。
敷地の境界をすべて高価なルーバーフェンスで囲おうとすると、とんでもない金額になってしまいます。
そこで、視線が気になるリビング前や玄関周りだけを、高品質な目隠しルーバー(約2.0万〜4.0万円/m)でしっかりと覆う。
そして、人目につかない隣地との境界線などは、防犯と通風だけを目的とした安価なスチールメッシュフェンス(約0.5万〜1.0万円/m)で済ませる。
こうした複合的な組み合わせが、工事総額を賢く抑えるための定石中の定石と言えます。
基礎工事で跳ね上がる費用負担

実は、外構ルーバーの費用を最終的に大きく左右するのは、フェンス本体の価格よりも「基礎工事のやり方」にあります。
フェンスを立てるための基礎には、大きく分けて2つの方法があります。
一つは、既存のコンクリートブロック塀の上に柱を立てる「ブロック基礎」。
もう一つは、地面に直接穴を掘ってコンクリートの土台を埋め込む「独立基礎」です。
ブロック塀の上に設置する工法は、新たに大掛かりな基礎を作る必要がないため、基礎工事費を大幅に抑えることができます。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。
◆にわ好きのワンポイントアドバイス
目隠しルーバーは、風を逃す構造とはいえ、メッシュフェンスに比べれば圧倒的に「風の抵抗(風圧荷重)」を受けやすいんです。特に高さが1.8m〜2.0mを超えるような高尺のフェンスを設置する場合や、台風の通り道になるような強風地域では、既存のブロック塀の上に立てるのは非常に危険です。強風に耐えきれず、ブロック塀ごと倒壊してしまう恐れがあるからです。
建築基準法でも、ブロック塀の高さや構造については厳格な制限が設けられています。具体的な高さや厚さ、控え壁などの基準は、(出典:国土交通省「建築基準法における塀に関する基準」)で確認できます。
そのため、安全性や耐風圧強度をしっかり確保するためには、ブロック塀を利用せず、地面に深くコンクリートを打設する「独立基礎」工法へと切り替える判断が不可欠になります。
独立基礎を採用し、さらに風速42m/s以上の耐風圧強度を持たせるためには、柱を立てる間隔(ピッチ)を通常の2mから1mへと半分に縮める必要があります。
つまり、柱の部品代と、基礎を作るための穴掘り・コンクリート打設の工事費が、実質的に「倍」になるということです。
ブロック上への施工であれば10万円台で済むはずだった工事が、独立基礎と柱の追加によって30万円台へと大きく跳ね上がるケースは決して珍しくありません。
見積もりを見る際は、フェンス単体の値段だけでなく、「基礎工事にどれくらいの費用がかかっているか」「その基礎は本当に安全な強度を保てるのか」を必ず確認するようにしてくださいね。
外構工事の費用相場や、土台となる基礎工事の重要性については、外構工事とは?土木・建築との違いと主な工事内容を解説という記事でも詳しく触れていますので、合わせて読んでおくと知識が深まります。
カタログだけで選ばない外構設計
ここまで、主要メーカーの特徴や商品の選び方、費用の仕組みについて解説してきました。
最後に、絶対に失敗しない外構づくりのために、心に留めておいていただきたい一番重要なことをお伝えします。
施工費を含めたトータルコスト
外構のプランニングをしていると、どうしてもメーカーの分厚いカタログに載っている「商品の定価」ばかりに目が行ってしまいますよね。
「このフェンスは1枚3万円だから、5枚で15万円か。これなら予算内だな」
こんな風に計算してしまうお気持ち、痛いほどよく分かります。
しかし、先ほどの基礎工事の話でもお伝えした通り、外構工事において商品代金は氷山の一角に過ぎません。
実際には、そこから以下の費用が必ず上乗せされてきます。
- 基礎を作るための掘削費用やコンクリート代
- フェンスの柱をカットしたり、組み立てたりする職人さんの施工費
- 既存のブロックや土を処分するための残土処分費や撤去費
- 部材を現場まで運ぶための運搬費
カタログ価格が安いからといって、施工の手間がかかる商品を選んでしまうと、結果的にトータルコストが高くついてしまうこともあります。
逆に、商品自体は少し高価でも、LIXILのGウォールのような施工が簡単な(工期が短縮できる)商品を選ぶことで、人件費が浮いてトータルでは安く収まる、というケースもあるのです。
常に「商品代+施工費+基礎工事費」のトータルコストで比較する視点を持つことが、予算オーバーを防ぐための最大の防衛策になります。
敷地全体のバランスを見極める
そして、何より大切なのは「敷地全体を俯瞰してバランスを見る」ということです。
LIXILのプラスGで立派なゲートを作り、ユニソンのヴィコDBを埋め込んだ高級感のある門柱を立て、目隠しには高尺のルーバーフェンスを巡らせる……。
確かに、一つひとつの商品は素晴らしいものばかりです。
しかし、それらをすべて詰め込んでしまうと、どうなるでしょうか?
予算が底をついてしまうのはもちろんのこと、デザイン的にも要素が多すぎてうるさくなり、最悪の場合は動線が阻害されて「見た目は立派だけど、車が駐車しにくい」「自転車が出し入れしにくい」といった、使い勝手の悪い外構になってしまいます。
外構設計の基本は「メリハリ」です。
家の顔となるアプローチや、視線が気になるリビング前には、しっかりと予算をかけて高品質なルーバーや意匠性の高いアイテムを配置する。
一方で、裏庭や隣地境界など、普段は誰も見ないような場所は、機能さえ果たせば良いと割り切って安価なメッシュフェンスやシンプルな砂利敷きでコストを抑える。
この「投資のバランス感覚」こそが、限られた予算内で満足度の高い理想のエクステリアを実現するための鍵なのです。
もし、限られたスペースや予算の中で、どのようにメリハリをつければ良いか悩んだときは、庭の5メートルを大活用!5mの外構費用と施工の全知識の記事もヒントになるかもしれません。
カタログの美しい写真に惑わされることなく、あなたの家の敷地条件、ライフスタイル、そして安全性を第一に考えた上で、最適なメーカーと商品を選び抜いてくださいね。
最終的なプランの決定や、強度が関わる基礎工事の判断については、必ず信頼できる外構の専門家やプロの業者に相談し、現地調査を依頼するようにしましょう。
外構メーカー選びとフェンスに関するよくある質問(FAQ)
Q1. LIXILとユニソン、結局どちらのメーカーを選ぶべきですか?
A. どちらか一方だけを選ぶ必要はありません。得意分野が違うので、組み合わせて使うのがおすすめです。例えば、敷地全体のフェンスやカーポート、プラスGを使った空間の骨格づくりはトータルコーディネートが得意な「LIXIL」に任せ、家の顔となる門柱の化粧ブロックや宅配ボックスなど、質感を際立たせたいポイント部分に「ユニソン」の製品を採用する、といったハイブリッドな使い方が、美しく機能的な外構を作るコツですよ。
Q2. プラスGを設置したいのですが、予算はどれくらい見ておけばいいですか?
A. プラスGは組み合わせによって総額が劇的に変わるため、一概にいくらとは言えませんが、玄関前だけのコンパクトなアクセントなら工事費込みで100万円台から、カーポートと玄関フレームを一体化させるようなハイエンド仕様になると500万円を超えることも珍しくありません。部材代だけでなく、複雑な設計や施工に対する費用もかかるため、まずは外構業者に現地を見てもらい、予算を伝えた上でプランニングしてもらうのが確実です。
Q3. 玄関前のルーバーフェンスは、縦格子と横格子のどちらが良いでしょうか?
A. 優先したい機能によって選びます。防犯面(足を掛けてよじ登られるリスクの回避)を重視するなら、足場になりにくい「縦格子」が圧倒的におすすめです。一方、隣の家の窓が真正面にあるなど、正面からの視線を完全に遮りたい場合は、目隠し効果が高い「横ルーバー」が適しています。横ルーバーを選ぶ場合は、近くに踏み台になるようなものを置かないなど、防犯への配慮を忘れないようにしてくださいね。
Q4. 目隠しフェンスの費用を少しでも安く抑えるコツはありますか?
A. 敷地の外周すべてを高価な目隠しフェンスで囲わないことです。リビング前や道路に面した「視線が気になる場所」だけをルーバータイプのフェンスにし、隣地境界などの見えない部分は安価なスチールメッシュフェンスを採用するというメリハリをつけるのが一番の節約になります。また、フェンスの長さを極端に短く区切らず、ある程度まとめて施工することで、1mあたりの単価(スケールメリット)を抑える効果も期待できます。





