
こんにちは。庭づくり・外構リフォーム完全ガイド、運営者の「にわ好き」です。お子さんが「庭でサッカーの練習をしたい!」と言い出したとき、親としては応援したい気持ちと同時に、「ボールが道路に飛び出したらどうしよう」「隣の家の車に当てたら大変だ」「壁当ての音がうるさくて苦情が来ないかな」といった不安が一気に押し寄せてくるのではないでしょうか。「庭 サッカー ネット」と検索されている皆さんは、きっと単にボールを受け止める網を探しているだけでなく、限られたスペースの中で、家族もご近所さんも安心して過ごせる「理想のトレーニング環境」をどうやって作るか、その具体的な解決策を求めているのだと思います。私も庭いじりが大好きで、自身の庭で様々なスポーツ環境のDIYに挑戦してきました。その経験から言えるのは、既製品をただ置くだけでは解決できない課題も、少しの工夫とDIYで驚くほど快適になるということです。この記事では、近隣への配慮を最優先にしつつ、お子さんが夢中でボールを蹴れる最高の庭を作るためのノウハウを、余すことなくお伝えします。
- 庭の形状にジャストフィットする単管パイプを使った防球フェンスの自作テクニック
- プロ顔負けの仕上がりで耐久性も抜群なネットの正しい張り方と必須アイテム
- 近隣トラブルのリスクを最小限に抑えるための配置計画とマナー
- 静音ボールや人工芝を駆使した、周囲に音が響かない練習環境の作り方
庭でサッカー練習をするネット環境の自作と張り方
自宅の庭をサッカートレーニング場へと進化させる際、最初にぶつかる壁が「ボールの飛び出し防止」です。市販のゴールネットだけではカバーしきれない高さや幅をどう確保するか。ここでは、私が最も信頼を寄せている「単管パイプ」を用いたDIY手法を中心に、安全で堅牢な防球システムの構築方法を深掘りして解説します。
単管パイプを活用した頑丈なフェンスの作り方

庭の広さや形は千差万別です。「隣家との境界フェンスをもっと高くしたい」「L字型にネットを張りたい」といった要望に対し、ホームセンターで売られている既製品のマルチネットでは、サイズが帯に短し襷に長しで、なかなかピタリとハマるものが見つからないことが多いですよね。そこで私が強くおすすめしたいのが、単管パイプを使った完全オーダーメイドの防球フェンスDIYです。
単管パイプ(直径48.6mm)は、建設現場の足場として使われる資材だけあって、その強度は折り紙付きです。大人がぶら下がってもびくともしない剛性があり、中学生や高校生が蹴る強烈なシュートが直撃しても、パイプ自体が曲がることはまずありません。これを骨組みにすることで、まさに「鉄壁」の守りを庭に構築することができます。
「でも、鉄パイプを組むなんて難しそう…」と思われるかもしれませんが、実は非常にシンプルです。ホームセンターで指定の長さにカットしてもらえますし、組み立てに必要な工具は六角レンチ一本だけ。さらに、コストパフォーマンスも抜群です。例えば、幅3メートル×高さ2.5メートルの防球ネットを専門業者に施工してもらうと10万円以上かかることも珍しくありませんが、単管パイプDIYなら、材料費だけで数万円程度に抑えることが可能です。
そして何より注目してほしいのが、ジョイント金具の進化です。昔ながらの「クランプ」はボルトが飛び出していて、子供がぶつかると怪我をする恐れがありましたが、最近DIYユーザーの間で標準になりつつあるのが「かん太」などの鋳物製ジョイント金具です。
| 金具の種類 | 特徴 | 安全性 | デザイン性 |
|---|---|---|---|
| 従来のクランプ | 安価だが突起が多く、無骨な見た目。 | △(接触時危険) | △(工事現場感が出る) |
| かん太(推奨) | ビス止め式で突起がない。種類が豊富。 | ◎(滑らか) | ◎(スマートで庭に馴染む) |
この「かん太」を使えば、まるで既製品のようなスマートな見た目に仕上がりますし、突起がないので安全性も確保できます。庭のコーナーに合わせて「コ」の字型に組んだり、屋根のように上部を斜めに張り出させてボールの飛び出しをさらに防いだりと、設計の自由度は無限大です。お子さんの成長に合わせてパイプを買い足し、フェンスを高くしたりゴールを拡張したりできるのも、DIYならではの大きなメリットですね。
ボールを守る正しいネットの張り方と手順
頑丈なフレームができたら、次はネット張りです。ここで多くの方がやってしまいがちな失敗が、「ロープだけでネットをパイプに縛り付けてしまう」こと。これだと、最初は良くても数週間でネットが自重でたわみ、風が吹くたびに「バサバサ!」と大きな音を立てるようになります。だらりと垂れ下がったネットは見た目が悪いだけでなく、ボールが当たった時の衝撃吸収性が著しく落ちるため、ネットの寿命を縮める原因にもなります。
プロのような「ピンと張った美しいネット」に仕上げるための秘訣は、「ワイヤー」と「ターンバックル」を使って、ネットの上辺に強力なテンション(張力)をかけることに尽きます。少し手間はかかりますが、以下の手順で行えば完璧です。
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- 支柱への金具取り付け: まず、単管パイプのネットを張り始めたい位置(上部の両端)に、「アイボルト」やパイプ専用のフック金具を取り付けます。これがワイヤーを固定する支点になります。
- ワイヤーの準備: 耐候性のあるビニール被覆ワイヤーを用意し、ネットの上端の網目に通していきます。これがネットの「背骨」になります。
- ターンバックルの設置: ワイヤーの一方の端を支柱に固定し、もう一方の端には「ターンバックル」という金具を接続してから支柱に繋ぎます。
- テンションをかける: ここが重要です。ターンバックルの本体を回転させていくと、ネジが締まり、ワイヤーがグイグイと引っ張られます。ギターの弦を巻くようなイメージですね。ネットの上辺が一直線になるまでしっかりと締め上げてください。
- 下辺と側面の固定: 上辺が固定されたら、最後に側面と下辺を支柱に固定します。ここでは「結束バンド(インシュロック)」が便利ですが、必ず「耐候性グレード(黒色が多い)」を選んでください。白い屋内用は紫外線でボロボロになり、半年も持ちません。
カーテンレール方式という選択肢
もし「練習しない時はネットを端に寄せたい」という場合は、ワイヤーに金属製の「スナップフック」や「リング」を通してネットを吊るすことで、カーテンのように開閉式にすることも可能です。これなら、普段は庭を広く使い、練習時だけネットを展開するという運用ができ、景観を損ねません。
近隣への迷惑を防止するための配置計画

どれほど立派な設備を作っても、配置を間違えれば近隣トラブルの火種になってしまいます。「庭 サッカー ネット」で検索される方の心の奥底にある最大の懸念は、「近所に迷惑だと思われないか」ではないでしょうか。円満なご近所付き合いを維持しながら練習環境を作るには、物理的な対策と同じくらい、心理的な配慮と配置の工夫が必要です。
まず大原則として、「シュートを打つ方向(ゴールやネットの設置位置)」は、絶対に隣家の建物や駐車場に向けないでください。どんなに高い防球ネットがあっても、ボールがそれを飛び越える可能性はゼロではありません。万が一飛び出した先に、隣家のリビングの窓ガラスや大切にしている愛車があったら…想像するだけで恐ろしいですよね。損害賠償の問題はもちろん、その後の人間関係修復は極めて困難になります。
理想的な配置は、以下の優先順位で検討してください。
- 自宅の壁に向ける: 万が一ネットを超えても、被害が出るのは自宅だけです。
- 道路や隣家がない「死角」に向ける: 畑や林など、万が一ボールが入っても被害が少ない方向。
- ネットを二重・三重にする: どうしても隣家方向にしか設置できない場合は、防球ネットを通常より高く(3m以上)し、さらに屋根部分にもネットを張る「鳥かご」状にするなど、物理的な防御を過剰なほどに行う必要があります。
また、配置だけでなく「音の抜け道」も考慮しましょう。ボールを蹴る「バン!」というインパクト音や、ネットに当たる音は、想像以上に周囲に響きます。隣家の寝室やリビングが近い場所での練習は避け、可能な限り距離を取る配置を心がけてください。
事前の挨拶が最強の防護壁
技術的な対策も大切ですが、設置前に「子供がサッカーの練習をしたいので、ネットを張ろうと思っています。ご迷惑にならないよう最大限配慮しますが、何かあればすぐ仰ってください」と、一言挨拶に行くだけで、相手の印象は劇的に変わります。「挨拶がある」だけで、多少の音は許容してもらえるケースも多いものです。これはDIYの技術以前の、最も重要な「基礎工事」と言えるかもしれません。
防球対策における適切な網目サイズの選び方
ネットの素材選びは、安全性を左右する生命線です。ホームセンターの園芸コーナーに行くと、緑色の安価な「防獣ネット」や「防鳥ネット」が売られていますが、これをサッカーの防球用として流用するのは絶対にやめてください。
なぜなら、これらのネットは「動物が侵入するのを防ぐ」ためのもので、質量のある物体が高速で衝突することを想定していないからです。サッカーボール(特に5号球)のシュートの運動エネルギーは凄まじく、細い糸で編まれた防鳥ネットなどでは、一発で突き破ってしまうリスクが高いのです。もしネットを突き破ってボールが飛び出したら、防球設備としての意味がありません。
サッカーの練習用として選ぶべき正解は、網目サイズが「37.5mm」のスポーツ用多目的ネットです。素材は「ポリエチレン」などが一般的で、結び目がある「有結節」タイプが強度が高くおすすめです。
| 網目サイズ | 主な用途 | 糸の太さ(目安) | 庭サッカーへの推奨度 |
|---|---|---|---|
| 37.5mm | 野球、サッカー、テニス | 440T/44本など | ★★★★★(最適) ボールが抜けず、視認性も良好。 |
| 25mm | ゴルフ、防球全般 | 440T/36本など | ★★★☆☆(可) 強度は高いが、目が細かい分、風の影響を強く受ける。 |
| 約100mm | サッカーゴールネット | 太い | ★★☆☆☆(注意) ゴール用なら良いが、防球用としては子供がすり抜けたり、小さなボールが抜けたりする。 |
37.5mmというサイズは、サッカーボール(直径約22cm)が物理的に絶対に通り抜けないサイズでありながら、適度な隙間があるため風通しが良く、ネット越しに庭の景色が透けて見えるので圧迫感が少ないというメリットがあります。ネット専門店では「440T/44本」といった規格で売られていますが、これは糸の太さを表しており、数字が大きいほど太くて丈夫です。安心を買う意味でも、必ず「スポーツ用」と明記されたものを選んでください。
騒音トラブルを回避する床面と壁の工夫
ネットの準備は完璧でも、盲点になりがちなのが「床(地面)」と「壁」の騒音対策です。特に住宅密集地では、ボールを蹴る音そのものよりも、ボールが地面にバウンドする「ダム、ダム」という重低音や、コンクリート壁に当たった時の「パンッ!」という破裂音が、振動として隣家に伝わりやすく、苦情の原因になりがちです。
この問題を解決するベストソリューションは、間違いなく「人工芝」の導入です。土の庭やコンクリート敷きの駐車場で練習するのと比較して、人工芝には以下のような圧倒的なメリットがあります。
- 吸音効果: クッション性のあるパイル(芝葉)が衝撃を吸収し、バウンド音を劇的に低減します。
- 安全性向上: 転倒しても痛くないので、GK練習やスライディングなど、思い切ったプレーが可能になります。
- 汚れ防止: 雨上がりでも泥がつかないので、家の中が汚れません。これは洗濯を担当する保護者の方にとっても大きなメリットです。
より高い静音性を求めるなら、人工芝のパイル長は「30mm以上」のふかふかしたタイプを選びましょう。さらに裏技として、人工芝の下に「アンダーパッド」や「ゴムチップマット」を敷き込むことで、プロのフットサルコート並みの衝撃吸収性と静音性を実現することも可能です。
また、壁当てを行う場合は、コンクリート壁に直接ボールを当てるのは厳禁です。音がうるさいだけでなく、ボールの表面が削れてすぐにダメになってしまいます。壁の前に厚手のゴムマットを吊るすか、後述するリバウンドネットを使用することで、衝突音を「ボフッ」という低い音に変えることができます。
庭のサッカー用ネットでおすすめの製品と静音対策

ここまではDIYによる環境構築を見てきましたが、「忙しくて自作する時間がない」「もっと手軽に始めたい」という方も多いはずです。幸いなことに、最近のサッカートレーニング市場は非常に進化しており、庭での使用に特化した高性能なネットやグッズが数多く登場しています。
最新のトレーニング用ネットおすすめ比較
市販のネットを選ぶ際の最大の基準は、「出しっぱなしにするか(常設)」それとも「使う時だけ出すか(ポータブル)」という点です。ライフスタイルに合わせて最適なタイプを選びましょう。
【ポータブル重視なら:Quickplay(クイックプレイ)】
公園にも持ち運びたい、あるいは庭が狭いので練習以外の時間は片付けたいという方には、Quickplayの「キックスター」シリーズが圧倒的に支持されています。この製品の最大の特徴は、ポール自体がグラスファイバー製で「しなる」構造になっていることです。ボールが当たった衝撃をゴール全体がたわんで吸収するため、軽量でありながら倒れにくい設計になっています。慣れれば2分程度で組み立て・撤収ができるので、準備の億劫さがありません。
【実戦感覚・常設重視なら:FIELDOOR(フィールドア)】
一方で、庭にある程度のスペースがあり、部活の自主練などで本格的なシュートを打ち込みたい場合は、FIELDOORのスチール製トレーニングゴールのような剛性タイプがおすすめです。ズッシリとした重さがあるため、強いシュートでもゴールが動かず、「ガシャン!」という金属音が、ストライカーとしてのモチベーションを高めてくれます(※ただし音には注意が必要です)。パーツを分解せずにそのまま置いておける耐久性も魅力です。
リバウンドネットの人気ランキングと特徴

近年の個人トレーニングにおいて革命的とも言える存在が「リバウンドネット(リバウンダー)」です。壁当てのようにボールが跳ね返ってくるネットですが、単なる壁とは比較にならないほどの教育的効果があります。
リバウンドネットの真骨頂は、「予測不可能なボールの軌道」を作り出せる点にあります。例えば、ネットのテンションや角度を調整することで、ゴロのパスを浮き球で返したり、不規則な回転がかかったボールを返したりできます。これにより、子供は「返ってきたボールを認知し」→「どうトラップするか判断し」→「体を動かして実行する」という、サッカーの実戦で最も重要なサイクルを、たった一人で、しかも自宅の庭で反復練習できるのです。
おすすめのリバウンドネット2選
- REFREEZE(リフリーズ): とにかく軽量で、折りたたんで隙間に収納できるのが強み。価格も手頃なので、最初の一台として導入しやすく、リフティングやパスの基礎練習に最適です。
- TIGORA(ティゴラ): スポーツ用品店アルペンのPB商品で、角度調整機能が非常に優秀です。真上に跳ね返るように設定してヘディングの練習をしたり、ライナー性のボールでトラップを鍛えたりと、一台で多彩なメニュに対応できます。
単管パイプで自作した固定壁では、どうしてもボールの跳ね返りが一定になりがちです。スキルアップを目指すなら、このような機能性ネットの導入を強くおすすめします。
静音性の高いサイレントボールの効果
「近隣への配慮」という観点で、これ以上のソリューションはないと言えるのが「サイレントボール(静音ボール)」です。もしあなたが、音の問題で庭での練習を躊躇しているなら、このボールが全てを解決してくれるかもしれません。
通常のサッカーボールは、革のパネルの中に空気の入ったゴムチューブが入っており、蹴った瞬間に空気が振動して「バーン!」という大きな音が出ます。しかし、サイレントボールは高密度のポリウレタンスポンジなどで一体成型されているため、インパクト時の音がほとんど発生しません。壁や床に当たった時も、衝撃が吸収され、驚くほど静かです。
「スポンジボールなんて、練習にならないのでは?」と思うかもしれませんが、それは誤解です。確かにロングキックの飛距離やシュートの重みは再現できませんが、リフティング、足裏でのコントロール、ショートパスのタッチなど、繊細な技術を磨くには十分すぎるほどの性能を持っています。実際、家の中で裸足で使っても家具を壊すリスクが低いため、雨の日の室内練習用として導入している家庭も多いです。
何より、「音を気にして練習できない」という機会損失を防げること自体が、最大のメリットと言えるでしょう。
シュート練習に適したゴールの選び方

最後に、サッカーの花形である「シュート練習」のためのゴール選びについてです。庭用ゴールを選ぶ際は、どうしても「大きさ」に目が行きがちですが、重要なのは「庭のサイズとのバランス」です。
公式戦と同じ大きさのゴール(幅7.32m)を置ける庭は稀ですし、大きすぎるゴールは防球ネットの高さを超えてボールが飛び出すリスクを高めます。庭での練習用としては、フットサルサイズ(幅3m×高さ2m)か、それより一回り小さいジュニアサイズ(幅2.4m程度)が黄金比です。
また、シュート練習を繰り返すと、ネットの消耗も激しくなります。選ぶ際は、交換用のネットが別売りされているメーカーを選ぶと長く使えます。さらに、「ターゲットシート(ゴールの四隅などを狙うための的)」が付属しているものや、後付けできるものを選ぶと、漫然と蹴り込むだけでなく、コースを狙う意識が高まり、練習の質が格段に向上します。
庭のサッカー用ネットで実現する上達環境
庭にネットを張り、いつでもボールが蹴れる環境を作ることは、お子さんにとって「秘密基地」を作るようなワクワクする体験です。学校やクラブチームでの練習は時間が限られていますが、庭なら思い立ったその瞬間にボールに触れることができます。この「圧倒的なボール接触時間」の差が、数年後の技術力に大きな違いとなって現れます。
実際に、スポーツ庁の調査でも、子供の運動能力向上には日常的な運動習慣が不可欠であることが示されていますが、現代の住宅事情では「ボール遊びができる公園」が減っており、自宅の庭が最後の砦となっているケースも少なくありません。
(出典:スポーツ庁『令和元年度体力・運動能力調査』)
今回ご紹介した単管パイプでのDIYや、高機能なリバウンドネット、そして静音対策を組み合わせることで、周囲に迷惑をかけずに、世界で一番快適なスタジアムを自宅に作ることができます。ぜひ親子で協力して、最高の練習環境を作り上げてください。その過程も含めて、きっとかけがえのない思い出になるはずです。
