庭づくり/庭リフォーム

庭に砂場をDIY!作り方や砂の選び方・おしゃれな事例を徹底解説

庭に砂場を設置する効果とデメリット対策

こんにちは。庭づくり・外構リフォーム完全ガイド、運営者の「にわ好き」です。

自宅の庭に砂場があったら子供が喜ぶだろうなと思いつつ、作り方やその後の管理に不安を感じていませんか。DIYで設置する方法や砂の選び方だけでなく、賃貸でも置けるタイプや衛生面の対策など気になることは山積みですよね。おしゃれなデザインの実例や、使わなくなった後の撤去や処分のことまで考えておく必要があります。この記事では、そんな庭の砂場に関する疑問を一つひとつ解消していきます。

  • 自宅の庭に砂場を設置するメリットとデメリットを理解できる
  • 衛生面や安全性を考慮した砂の種類や管理方法がわかる
  • DIY初心者でも挑戦できる本格的な砂場の作り方を知れる
  • 将来的な処分や花壇への転用など出口戦略まで学べる

庭に砂場を設置する効果とデメリット対策

自宅の庭に砂場を作ることは、単に遊具を増やすだけではない大きな意味があります。まずは、子供の成長にどんな良い影響があるのか、そして誰もが心配する衛生面や管理のリスクにどう対処すればいいのかを一緒に見ていきましょう。

子どもの感覚統合を促す砂遊びの効果

子どもの感覚統合を促す砂遊びの効果

現代の子供たちは、舗装された道路や衛生管理された環境で育つことが多く、昔のように泥んこになって遊ぶ機会が減っていますよね。実は、この「砂に触れる」という体験には、子どもの発達にとって非常に重要な意味があるんです。

専門的な言葉では「感覚統合」と呼ばれるのですが、乾燥した砂のサラサラ感や、水を加えた時の重み、冷たさといった刺激が、触覚を通じて脳を刺激し、情緒の安定や身体感覚の育成に役立つと言われています。特に、指先を使う微細な動きと、砂を運んだり水を汲んだりする全身運動が組み合わさることで、脳の発達に良い影響を与えるとされています。

なぜ砂遊びが良いの?

スイスの心理学者ジャン・ピアジェの理論でも、砂遊びは物理法則(山を作って水を流すと崩れる、など)を直感的に学ぶ場として重視されています。作ったものをすぐに壊して、また新しく作り直せるという「失敗が許される環境」が、子供の創造力や立ち直る力(レジリエンス)を育んでくれるんですね。積み木やパズルとは違い、砂は「形がない」からこそ、子供の想像力次第でどんなものにも変化します。この自由度の高さこそが、思考力を鍛える最高の教材と言えるでしょう。

また、文部科学省が策定した「幼児期運動指針」においても、幼児期に様々な遊びを中心に毎日合計60分以上体を動かすことが推奨されており、その中で「掘る」「運ぶ」といった多様な動きを含む砂遊びは、基礎的な運動能力を養う上で非常に有効であると考えられています。(出典:文部科学省『幼児期運動指針』

さらに、私たち親にとっても大きなメリットがあります。公園の砂場だと、衛生面や不審者への不安、他の子供とのトラブルなどが気になって、つい口出ししたくなることってありませんか?「服が汚れるからダメ!」「お友達に貸してあげなさい!」と怒ってばかりでは、親も子も疲れてしまいますよね。

その点、自宅の砂場なら、家事をしながら窓越しに見守ることができるので、育児ストレスも少し軽減されるかなと思います。子供が何かに没頭している時間(集中状態)を邪魔されずに確保できる環境は、子供の自立心を育てる上でも、親の精神衛生上も、実はとても贅沢で貴重なものなのです。

猫の糞や虫の発生を防ぐ衛生管理

庭に砂場を作るとき、最も心配なのが「猫のトイレになってしまわないか」ということではないでしょうか。私もここが一番の懸念点でしたし、実際に多くのご家庭で導入を躊躇する最大の理由になっています。

猫にとって、柔らかくて掘りやすい砂場はこれ以上ないほど快適なトイレに見えてしまいます。彼らには排泄物を隠す習性があるため、砂を掘って用を足し、また砂をかけるという一連の動作がしやすい場所を好むのです。もし糞をされてしまうと、単に汚いというだけでなく、寄生虫(トキソカラ症など)のリスクがあり、衛生的に非常に危険です。特に幼児は手を口に入れたり、場合によっては砂を口に入れてしまうこともあるため、回虫卵による感染症リスクは絶対に避けなければなりません。

一度「ここはトイレだ」と認識されると執着されてしまうため、設置直後からの対策が絶対に欠かせません。「まだ猫が来ていないから大丈夫」と油断していると、ある朝突然被害に遭うことも珍しくありません。初期段階での物理的な遮断こそが、唯一にして最大の防御策です。

虫の発生にも注意!

また、湿気がこもるとナメクジやダンゴムシ、ゲジゲジなどの好湿性害虫が集まってきたり、水はけが悪いと蚊が発生する原因にもなります。これらは、通気性の悪いシートで長時間密閉された、ジメジメした環境を好みます。これらを防ぐには、薬剤に頼るのではなく、物理的に侵入を防ぐ「蓋(ふた)」や「ネット」の使用が最も効果的で安全です。特に殺虫剤や忌避剤を砂場に撒くことは、子供が触れる場所である以上、極力避けるべきでしょう。

具体的な対策としては、使用していない時は必ずカバーを掛けることが鉄則です。しかし、ただカバーを掛ければ良いというわけではありません。通気性を確保しつつ、猫の侵入を防ぐ工夫が必要です。また、定期的に砂を掘り返して日光に当てる「天地返し」を行うことで、紫外線による殺菌効果や乾燥を促し、カビや細菌の繁殖を抑えることができます。週に一度でも良いので、スコップで底の方から砂を混ぜ返す習慣をつけると、清潔な状態を長く保つことができるでしょう。

抗菌砂など目的に合わせた砂の選び方

抗菌砂など目的に合わせた砂の選び方

「砂なんてどれも同じでしょ?」と思われがちですが、実は種類によって遊び心地や管理のしやすさ、そして価格が全然違います。ホームセンターやネット通販で検索するとたくさんの種類が出てきて迷ってしまいますよね。購入する際は、お子さんの年齢や遊び方の目的、そして予算に合わせて選ぶのが失敗しないポイントです。

ここでは、代表的な砂の種類とその特徴を比較表にまとめました。それぞれのメリットとデメリットを理解して、ご家庭にぴったりの砂を選んでみてください。

砂の種類 特徴と遊び心地 衛生面・安全性 コスト・入手性 おすすめの用途
川砂 石英や長石が主成分で、サラサラしていて水はけが良いのが特徴。粒子が丸みを帯びているため肌触りが良い。 自然採取のため、洗浄が不十分だと雑菌や有機物が混入しているリスクも。購入前に「洗浄済み」か確認が必要。 低〜中。ホームセンターで手軽に入手可能で、大量に必要な場合も安価に済む。 排水性を重視する場合や、コストを抑えて大きな砂場を作りたい場合。
山砂 山岳地帯の土砂で、粘土質(シルト)を含んでいる。湿り気があり、お団子やトンネルなどの形を作りやすい。 土壌由来の細菌が含まれる可能性がある。また、衣服につくと泥汚れとして落ちにくいのが難点。 低。非常に安価に入手できることが多い。 造形遊びや泥遊びを重視する場合。ダイナミックに遊びたい子向け。
抗菌砂 特殊な抗菌剤でコーティング、または高温焼成されており、雑菌の繁殖を抑制する。粒が揃っていてサラサラ。 大腸菌やサルモネラ菌への対策がされており、最も衛生的。ただし、効果は永続的ではない場合がある。 高。通常の砂の5倍〜10倍の価格になることも。大量に使うとコストがかさむ。 幼児やアレルギーが心配な子、衛生面を最優先したいご家庭。
ホワイトサンド オーストラリア産などの珪砂で、真っ白で美しい。リゾートホテルのような洗練された見た目になる。 熱を持ちにくく夏場でも熱くなりすぎない。汚れ(動物の糞など)が視覚的に発見しやすい。 高。おしゃれだが価格も高め。日光の反射が強く、眩しい場合がある。 モダンな外構デザインに合わせたい場合や、見た目重視の方。

小さなお子さんがいて、万が一砂を口に入れてしまう可能性が心配な時期や、衛生面を何よりも優先したい場合は、やはりコストはかかりますが「抗菌砂」を選ぶのが安心かなと思います。パッケージに「STマーク(玩具安全基準)」がついているものなら、さらに信頼性が高いですね。

一方で、小学生くらいになって、泥団子を作ったり、水を流して川を作ったりとダイナミックに遊びたい場合は、少し粘り気のある「山砂」の方が形を作りやすくて楽しいはずです。川砂はサラサラしすぎていて、水を混ぜないと固まりにくい性質があります。

また、最近人気なのが「ホワイトサンド」です。庭の雰囲気が明るくなりますし、リビングから見えた時も美しいのが魅力です。ただし、白すぎて照り返しが強くなることがあるので、日よけ対策とセットで考えるのがおすすめです。

賃貸でも設置できる蓋付きの既製品

「うちは賃貸だから庭を掘り返せない…」「転勤族だから、いつか引っ越す時に撤去できないと困る」という方も多いですよね。でも、諦める必要はありません。地面を掘らずに置くだけで設置できる、既製品の砂場キットもたくさん販売されています。

これらは「据え置き型」とも呼ばれ、大掛かりな工事が不要なため、届いたその日からすぐに遊べるのが最大のメリットです。また、多くの製品には専用の蓋が付属しているため、猫対策や雨対策もセットで解決できる点が魅力です。

代表的な既製品タイプ

      • プラスチック製シェルタイプ
        カメやカエル、カニなどの形をした可愛らしい容器型です。リトルタイクス社の製品などが有名ですね。蓋と底が一体化しているため、砂場として使わない時は水を溜めてプールとしても使える「2way仕様」のものもあります。軽量で移動が楽で、角が丸いのでぶつかっても痛くありません。ただし、通気性が悪いため、蓋を閉めっぱなしにすると内部が高温多湿になり、カビが生えやすいというデメリットも。こまめな換気が必要です。

    • 木製枠組みタイプ
      木製の枠だけで構成されており、底がないタイプが多いです。最大の特徴は、蓋を開くとその蓋が背もたれ付きのベンチに変形するギミックを持つ製品があること。大人が座って見守るのにも便利ですし、遊ばない時はおしゃれなウッドデッキの一部のように見えます。ただし、底がないので、設置場所には防草シートを敷くなどの下準備が必要です。また、木製なので定期的な防腐塗装などのメンテナンスが推奨されます。

これらなら、引っ越しの際も撤去が簡単ですし、マンションのルーフバルコニーや広いベランダ(※耐荷重や規約に注意)に置くことも検討できますね。「まずは手軽に始めてみたい」という方には、こうした既製品からスタートするのがハードルが低くておすすめです。

おしゃれな外構に馴染むデザイン事例

「砂場=子供っぽい」「庭の景観が崩れる」というイメージをお持ちではありませんか?せっかく庭に砂場を作るなら、いかにも「子供の遊び場!」というプラスチック感満載のものではなく、庭の景観に溶け込むようなおしゃれなデザインにしたいですよね。

最近のトレンドとしては、四角い枠できっちり囲うのではなく、自然石や丸太を使ってランダムな曲線を描くように囲いを作る「ナチュラル・エッジ」なスタイルが注目されています。砂場の周囲にタイムやクローバーなどのグランドカバープランツを植えて、庭の緑と砂場が自然に繋がるようにすると、「いかにも砂場」という主張が消え、まるで庭の一部のような風景になります。

また、都市部のモダンな住宅で人気なのが「隠し砂場」のアイデアです。これは、ウッドデッキの一部だけ床板が外れるようになっていて、その下が砂場になっているという構造です。遊ばない時は蓋をしてしまえば、完全にフラットなウッドデッキとして使えるため、スペースを有効活用できますし、生活感も全く出ません。これなら、子供が大きくなって砂場を使わなくなっても、そのままデッキとして使い続けられます。

北欧風のデザインを目指すなら、木枠をホワイトやライトグレー、ペールブルーなどのアースカラーで塗装するのも素敵です。さらに、砂場の上にストライプ柄のオーニング(日よけシェード)を設置したり、近くに木製のままごとキッチンを置いたりすれば、まるで海外の公園のような可愛らしい空間が出来上がります。DIYなら、サイズも色も形も自由自在ですから、家の外壁や庭のテイストに合わせてコーディネートを楽しんでみてはいかがでしょうか。

庭で砂場をDIYする作り方と将来の処分

庭で砂場をDIYする作り方と将来の処分

ここからは、実際にDIYで砂場を作るための具体的な手順をご紹介します。「ただ枠を置いて砂を入れるだけ」だと、後で水はけが悪くなったり雑草が生えてきたりして後悔することになりかねません。長く清潔に使うためのプロの知恵を押さえておきましょう。

水はけを良くする本格的な施工手順

砂場DIYで最も重要なのは、実は「見えない部分」の構造です。水はけが悪いと、雨が降るたびに砂場が沼のようになってしまい、水たまりが何日も引かず、ボウフラが湧いたり藻が生えたりして不衛生で遊べなくなってしまいます。これを防ぐためには、地面の下にしっかりとした「排水システム」を作っておくことが不可欠です。

プロが推奨する理想的な砂場の構造は、下から順に以下の4層構造になります。

  1. 路床(ろしょう)
    まずは設置場所を決め、GL(グランドレベル=地面の高さ)より15cm〜20cmほど掘り下げます。掘った底面は「路床」と呼ばれ、ここが凸凹だと水が溜まる原因になるので、足で踏み固めるか、レンガなどで叩いて平らに転圧します。
  2. 排水層
    掘った穴の底に、砕石(砂利)を厚さ3cm〜5cm程度敷き詰めます。これが水の逃げ道(排水層)になります。砕石があることで、大雨が降っても砂場の下に一時的に水を貯め、ゆっくりと地面に浸透させることができる「浸透トレンチ」のような役割を果たします。
  3. 分離層
    砕石の上に、透水性の高い防草シート(不織布タイプ推奨)を敷きます。これは「分離層」と呼ばれ、非常に重要な役割を持ちます。もしこれが無いと、上の砂と下の砕石や土が混ざり合ってしまい、最終的にはドロドロの土になってしまいます。また、下からの雑草の突き上げを防ぐバリアにもなります。
  4. 表層
    最後に、防草シートの上に遊び用の砂を投入します。

「穴を掘ったり砂利を買ってきたり、ちょっと大変そうだな…」と感じるかもしれませんが、最初に少し掘って砕石を入れるだけで、大雨の後の乾きが劇的に変わります。「昨日の雨でまだ遊べないの?」と子供をがっかりさせないためにも、このひと手間はぜひやっていただきたい工程です。

枠の材料は木材やレンガがおすすめ

枠の材料は木材やレンガがおすすめ

砂を囲う「枠」の材料は、お庭の雰囲気やDIYのスキル、そして予算に合わせて選びましょう。ここでは代表的な3つの素材について詳しく解説します。

  • レンガ
    洋風の庭にぴったりで、曲線デザインも自由に作れるのが魅力です。最大のメリットは「腐らない」こと。一度作れば半永久的に使えます。本来はモルタルで接着するのですが、DIY初心者の方には「ブロック用接着剤(ナルシルバーなど)」の使用がおすすめです。チューブから出して塗るだけで強力に固定できるので、左官作業の技術がなくてもきれいに仕上がります。角が鋭利な場合は、サンダーやヤスリで少し削っておくと子供が転んでも安心です。
  • 木材(枕木や2×4材)
    ナチュラルで温かみのある雰囲気が出ますが、屋外で土に触れる環境なので「腐食対策」が必須です。通常のSPF材などは1〜2年で腐ってしまうこともあります。ACQ加圧注入材(緑っぽい防腐剤が入った木材)や、ハードウッド(ウリン、イペなど)と呼ばれる高耐久木材を使うのがベストです。もし普通の木材を使う場合は、屋外用の防腐塗料(キシラデコールなど)を定期的に塗り直すメンテナンスが必要になります。接合にはステンレス製のビスを使いましょう。
  • 樹脂製キット
    ホームセンターなどで売られている組み立て式の枠です。「どこでもガーデンフレーム」といった商品名で販売されています。軽量で扱いやすく、腐る心配もささくれが刺さる心配もありません。人工木のような質感のものもあり、見た目も悪くありません。何より、はめ込むだけで完成するので、DIYが苦手な方でも30分程度で設置できる手軽さが魅力です。

防草シートで雑草対策と泥化を防止

先ほどの施工手順でも触れましたが、防草シートの役割は非常に重要です。単に雑草が生えてくるのを防ぐだけでなく、地面の土が上がってきて砂が泥だらけになるのを防ぐ「分離フィルター」としての役割も果たしてくれます。

シート選びで重要なのは、「透水性」と「耐久性」です。ホームセンターには安いビニール製(織布)のものも売っていますが、目が粗いと砂が漏れてしまったり、すぐに破れて雑草が生えてきたりします。おすすめは、デュポン社の「ザバーン」などに代表される、厚手の不織布タイプです。これらは水を通しつつも、砂の流出や草の突き上げを強力にガードしてくれます。

施工のコツ:立ち上げ処理

シートを敷く際の最大のコツは、「枠の内側の側面まで立ち上げて固定する」ことです。底だけに敷いてしまうと、枠とシートの隙間から雑草が生えてきたり、砂が枠の下から漏れ出したりします。シートを大きめにカットし、枠の内側にタッカー(大きなホッチキス)や専用の接着剤、あるいは粘着テープで貼り付けることで、砂場全体を「袋状」にするイメージで施工しましょう。こうすることで、外からの雑草や土の侵入を完全にシャットアウトできます。

手作りや代用品で蓋を用意する方法

手作りや代用品で蓋を用意する方法

猫よけのための「蓋」ですが、多くの人がやりがちな失敗が「ブルーシートやレジャーシートで覆ってしまうこと」です。確かに雨も猫も防げそうですが、完全に密閉してしまうと、中で湿気がこもって蒸し風呂状態になり、カビや不快害虫の温床になってしまいます。

私のおすすめは、「遮光・防風ネット(寒冷紗)」を使う方法です。ホームセンターの園芸コーナーで数百円〜千円程度で売っています。これなら雨水は通しますが、猫は入れませんし、適度に風と日光を通すので、砂を乾燥させて清潔に保つことができます。ネットの端に重石を置いたり、フックで固定したりして、猫がめくって入らないように工夫しましょう。

また、木枠で砂場を作った場合は、コンパネ(合板)やスノコを使ってしっかりした蓋を作るのも素敵です。取っ手をつければ開け閉めも楽になります。ただし、木製の蓋は雨で重くなったり反ったりすることがあるので、防腐塗装は必須です。さらに、猫は「居心地が悪い場所」を避ける習性があるので、蓋の上にトゲトゲの猫よけシート(100円ショップなどで入手可能)を置いておくのも、心理的なバリアとして有効です。

将来的な砂の処分や花壇への転用

砂場を作る前に必ず考えておきたいのが、「子供が成長して遊ばなくなったらどうするか」という出口戦略です。子供が砂場で遊ぶ期間は意外と短く、小学校中学年くらいになると使わなくなることがほとんどです。その時になって「この大量の砂、どうしよう…」と途方に暮れないよう、事前の計画が必要です。

実は、砂や土は多くの自治体で「処理困難物」として指定されており、燃えるゴミや粗大ゴミとして収集してもらえないケースが非常に多いのです。公園や山林に勝手に捨てることは不法投棄となり、法律で罰せられます。

いざ撤去する時に困らないよう、以下のような「砂場のその後(アダプティブ・リユース)」を想定しておきましょう。

砂場のリメイク・活用アイデア

  • 花壇として再利用(レイズドベッド)
    最もおすすめの方法です。枠はそのまま使い、砂の一部を取り出して腐葉土や堆肥と入れ替えます。もともと水はけの良い構造で作っていれば、ハーブや野菜、お花を育てるのに最適な花壇に生まれ変わります。
  • BBQスペースや焚き火エリアに
    砂を砂利やレンガチップに入れ替え、その上に耐火レンガや平板を敷けば、おしゃれなファイヤーピット(焚き火場)やBBQコンロを置くスペースとして活用できます。砂場の枠が防火帯の役割も果たしてくれます。
  • ビオトープに改造
    防水シートを敷き込み、水を張って水生植物やメダカを飼育する池として再生させるのも面白いアイデアです。
  • 完全に撤去・処分する場合
    どうしても撤去が必要な場合は、購入したホームセンターで「残土引き取りサービス」があるか確認するか、外構業者、建材店、産業廃棄物処理業者に相談して処分(有料)を依頼することになります。費用は量によりますが、数千円〜数万円かかるのが一般的です。

安全な庭の砂場を実現するためのまとめ

庭の砂場は、子供たちの創造性を育み、感覚を刺激する素晴らしい場所になります。最後に、失敗しないための重要ポイントをおさらいしておきましょう。

  • 排水対策:掘削と砕石、透水性シートによる「水はけ構造」をサボらないこと。
  • 猫対策:設置初日から必ず「通気性のある蓋(ネット等)」で物理的にガードすること。
  • メンテナンス:時々砂を底から掘り返して天日干し(天地返し)をし、殺菌すること。
  • 出口戦略:将来は花壇にするのか、撤去するのか、終わりの形をイメージしておくこと。

これらをしっかり計画しておけば、後悔することなく、安全で豊かな遊び場を子供たちにプレゼントできるはずです。DIYでの砂場づくりは、家族の思い出に残る楽しいプロジェクトになることでしょう。ぜひ、ご家庭の庭にぴったりの素敵な砂場を実現させてくださいね。

※本記事の情報は一般的な目安です。詳細な施工方法や安全性については、必要に応じて専門家にご相談ください。また、廃棄物の処理については各自治体のルールに従ってください。

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