
こんにちは。庭づくり・外構リフォーム完全ガイド、運営者の「にわ好き」です。大切に育てている植物の名前がわからなくなってしまったり、市販のラベルだとせっかくの庭の雰囲気に合わないと悩んだりすることはありませんか。自分でおしゃれな園芸ラベルを自作できたら、ガーデニングがもっと楽しくなりますよね。この記事では、100均の材料や木材、テプラなどを使って、雨にも強くて文字が消えないラベルを作る方法を詳しくご紹介していきます。
- コストを抑えて大量に作れる100均素材の活用アイデア
- アルミや木材を使って庭に馴染むおしゃれなラベルを作る方法
- 雨や紫外線にさらされても文字が消えない筆記具の選び方
- テプラなどのデジタルツールを活用した整理整頓術
100均素材で園芸ラベルを自作するアイデア
園芸ラベルを自作する際、まずチェックしたいのが100円ショップのアイテムですね。コストをかけずに、工夫次第で耐久性と機能性を兼ね備えたラベルを作ることができます。ここでは、身近な素材を使った具体的なアイデアをご紹介します。
クリアファイルを活用した作り方

家に余っているクリアファイル、ありますよね?実はこれが、園芸ラベルの素材として非常に優秀なんです。素材であるポリプロピレン(PP)は水に強く、土に挿しても腐ることがありません。
作り方はとても簡単で、クリアファイルを好きな大きさに短冊状にカットするだけです。このとき、ファイルの「背」の部分(溶着されている硬い部分)を支柱として利用するようにカットすると、土に挿す時にふにゃっとならず、しっかり自立するラベルになります。
ポイント:表面をヤスリがけする
クリアファイルは表面がつるつるしていてインクを弾きやすいため、書く前にサンドペーパー(紙やすり)で表面を軽くこすり、傷をつけておきましょう。このひと手間で、インクや鉛筆の乗りが劇的に良くなり、文字が消えにくくなります。
A4サイズのファイル一枚からたくさんのラベルが作れるので、種まきなどで大量のラベルが必要な時に、私自身もよくこの方法を使っています。
プラ板でおしゃれに仕上げるコツ
子供の頃に遊んだ「プラ板(熱収縮性ポリスチレン)」も、園芸ラベルとして大活躍します。加熱すると約4分の1の大きさに縮み、厚みが増してプラスチックのプレートのような硬さになります。
透明感があり、アクリル板のような高級感が出るのが魅力です。油性ペンで植物のイラストや名前を描いてトースターで焼くだけですが、いくつかコツがあります。
きれいに仕上げる手順
- サイズ計算:焼くと縮むので、完成イメージの約4倍の大きさで描きます。
- 予熱:トースターは必ず予熱しておき、庫内の温度を均一にします。
- アルミホイルのシワ加工:下に敷くアルミホイルは、一度くしゃくしゃにしてから広げます。これでプラ板がくっつくのを防げます。
- プレス:縮み終わって取り出したら、すぐに平らな本などで挟んでプレスし、反りを直します。
ただし、ポリスチレンは紫外線で黄色くなったり割れやすくなったりする性質があります。屋外で長く使う場合は、仕上げにUVカット効果のあるニスやスプレーを吹き付けておくことをおすすめします。
アルミ缶をリメイクする手順

飲み終わったアルミ缶(飲料缶)を使ったリメイクは、コストゼロで作れる上に、プロのような「ジャンクスタイル」や「アンティーク風」のラベルが作れる人気の方法です。アルミは錆びにくいので、屋外での使用にも適しています。
アルミ缶はハサミで簡単に切ることができますが、切り口は非常に鋭利です。
怪我に注意してください
作業する際は必ず軍手を着用しましょう。また、切った断面で手を切らないよう、縁を数ミリ折り返す(ヘミング加工)か、ヤスリで丸めておく処理が必須です。
アルミ缶ラベルの最大のメリットは、「エンボス加工(刻印)」ができる点です。ボールペンなどの硬いペン先で文字を書くように強く押し付けると、アルミが凹んで文字が浮き上がります。これなら、もしインクが消えてしまっても凹凸で文字が読めるので、半永久的に植物名を残すことができますよ。
木をおしゃれに加工するポイント
ナチュラルガーデンには、やっぱり木のラベルが似合いますよね。アイスの棒や端材を使えば手軽に作れますが、木材はそのまま土に挿すとすぐに腐ってしまいます。
長く使うためには、「防腐処理」が欠かせません。私が木製ラベルを作る時は、以下のいずれかの対策を行っています。
- 防腐塗料を塗る:「キシラデコール」のような浸透タイプの防腐剤や、屋外用のペンキをしっかり塗ります。
- 土に触れる部分をガードする:土に挿す足の部分だけ金属やプラスチックのパーツを繋いだり、針金で吊り下げるタイプにしたりして、木が直接土に触れないようにします。
木製ラベルはどうしても経年劣化しますが、それもまた「味」として楽しめるのが良いところですね。
テプラで文字を印字する場合

「手書きの文字は自信がない」「統一感を出してスッキリ整理したい」という場合は、キングジムの「テプラ」やブラザーの「ピータッチ」などのラベルライターが便利です。
ただし、ここで注意が必要なのが「テープの選び方」です。標準的な屋内用テープを屋外で使うと、紫外線であっという間に文字が消えたり、剥がれたりしてしまいます。
屋外使用におすすめのテープ
- ブラザー(ピータッチ):ラミネートテープ(透明フィルムで保護されているため、摩擦や水に最強です)
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- キングジム(テプラ):「屋外に強いラベル」(紫外線に強い粘着剤とフィルムが使われています)
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市販のプラスチックラベルに、これらの高耐久テープを貼るのが、最も手軽で確実な管理方法と言えるかもしれません。
おしゃれで消えない園芸ラベルの自作術
せっかく自作したラベルも、数ヶ月で文字が消えてしまっては意味がありませんよね。ここでは、園芸という過酷な環境(雨、泥、紫外線)でも「消えない」ことに特化したテクニックをご紹介します。
文字が消えないペンの選び方
「油性ペンなら何でも同じ」だと思っていませんか?実は、メーカーや製品によって、屋外での耐久性には天と地ほどの差があります。
多くのガーデナーや私自身の経験から言っても、パイロットの「ツインマーカー(丸芯)」が圧倒的に優秀です。
| 順位 | 製品名 | 特徴・おすすめ理由 |
|---|---|---|
| 1位 | パイロット ツインマーカー | プラスチックへの定着力が最強クラス。泥汚れを拭いても消えにくく、キャップを開けたままでも乾きにくいので作業効率も抜群です。
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| 2位 | 寺西化学 マジックインキ | ガラスや金属への定着は良いですが、ペン先が乾きやすいのが難点です。
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| 注意 | 一般的な油性マーカー | 製品によっては紫外線で数ヶ月で色が薄くなる(退色する)ものが多いです。 |
また、黒いラベルには「ペイントマーカー(不透明油性)」の白や金を使うと、顔料インクのおかげで紫外線に強く、くっきりと発色します。
鉛筆が最強の筆記具である理由

意外に思われるかもしれませんが、実は「鉛筆」こそが、園芸ラベルにおいて最強の筆記具と言われています。
鉛筆の芯である黒鉛(グラファイト)は、炭素の結晶なので、紫外線で分解されることがありません。インクのように色が飛んでしまうことがないのです。
プラスチックラベルやクリアファイルをサンドペーパーで削ってザラザラにし、そこに2B以上の濃い鉛筆で書き込んでみてください。黒鉛の粒子が傷に入り込み、雨に濡れても全く消えなくなります。「数年経っても文字が残っているのは鉛筆書きだけだった」という話は、園芸家の間では常識になりつつあります。
テンプレートでデザイン性を向上
字を書くのが苦手な方や、アンティークショップのようなラベルを作りたい方は、パソコンやスマホを活用しましょう。「Canva」などのデザインツールや、無料で配布されているアンティーク風の素材サイトを利用すれば、プロ並みのデザインが作れます。
印刷した紙をラベルにする場合、「デコパージュ」という技法がおすすめです。
- プリントした紙を切り抜く。
- 木や金属のタグに、水で薄めた木工用ボンドなどで貼り付ける。
- 乾燥後、上から防水ニスやトップコートを重ね塗りしてコーティングする。
これで紙が樹脂でパックされた状態になり、雨に濡れても大丈夫になります。
銅板や真鍮で経年変化を楽しむ

少し上級者向けですが、ホームセンターで売っている銅板や真鍮(しんちゅう)板を使うのも素敵です。
これらの金属は、最初はピカピカ輝いていますが、雨風にさらされると徐々に酸化して色が落ち着き、やがて「緑青(ろくしょう)」と呼ばれる青緑色の錆が出てきます。この変化こそが魅力で、植物の緑と驚くほど美しく調和します。</p>
取り付けのコツ
銅製のワイヤーで枝に吊るすのがおしゃれですが、植物は生長して枝が太くなります。ワイヤーが食い込んでしまわないよう、ループは指一本分くらいの余裕を持って作るようにしてくださいね。
園芸ラベルの自作で理想の庭へ
今回は、クリアファイルなどの身近な素材から、金属を使った本格的なものまで、様々な園芸ラベルの自作方法をご紹介しました。
「コスト重視ならクリアファイル+鉛筆」、「美観重視ならアルミ缶+エンボス」など、育てる植物や庭の雰囲気に合わせて使い分けるのが正解かなと思います。たかがラベル、されどラベル。お気に入りのタグが一つ付いているだけで、その植物への愛着がさらに増すはずです。ぜひ、あなただけの素敵なラベルを作ってみてくださいね。
※本記事で紹介した加工方法や材料の耐久性は一般的な目安です。使用環境によって異なりますので、刃物の取り扱いなど安全面には十分に注意して作業を行ってください。